Ｓ４７岩佐先輩観戦記 Ｓ４５石丸先輩観戦記
Ｓ４７卒 岩佐先輩より
本日の試合、立派でした。 私のような古い者に
とっても現役時代の楽しい思い出／慙愧の念に耐え
ない事等が思い出され、つかの間ではありましたが、
若返ったような気がします。 来年は今年以上に他
大学のマークが厳しくなることと思いますが、学生諸
君の更なる精進を期待します。
試合中の写真を添付いたします。現役OBの記念
写真は他の人が撮っていましたので、あしからず。
なお、添付写真の転送歓迎です。
（添付写真の中に下村部長が立っておられますが、試
合の間は全て 横にあるイスにも座らず応援されていた
のが印象に残りました。）
では、皆様 ８月１２日の村上杯でお会いしましょう。
Ｓ４５年卒 石丸先輩より
早速ですが、団体一部と個人戦について、若干報告。団体戦は東工大、北見工大との
観戦のみでしたが、全員良く戦っておりました。我々学生時代と違い、レベルは格段
に向上しております。特に、男子の構え、姿勢は丸で、剣道が専門の大学生みたいな
風格もあり、スピード、技ともに抜群で見ている我々も引き込まれる美しさでした。
その中でも、４年生の神君、竹森君は飛び抜けており、風格、技術ともに素晴らしい
ものがあり、特に両氏の個人戦決勝は希にみる感動的な試合でした。
試合時間は短かったものの、互いに１本取り、勝負の３本目は、両者間合いが詰ま
り、一瞬両者面に出ようとするところ、竹森君に躊躇の気配あり、一瞬動きに躊躇が
見られた瞬間を神君はそのまま大きく乗って飛び込み改心の面。素晴らしい試合でした。
この一戦が私の見た試合では最高の試合でした。
神君の姿勢は腰が腰骨に真っ直ぐ立つ落ち着き払った、しかも懐をゆったりと取る大
将の風格が満ち、進退が速やかで、飛び込み面も上半身が直立を保ち、攻撃がいつで
も出来る見事な姿勢。竹森君は、静かに落ち着いたこれまた大将然とした風格に満
ち、態度は自信満々でしかも剣先はピタリと相手の中心線を抑え、気持ちで圧倒し、
相手が堅くなると小手を攻め、崩れると面に飛び込むスピードも兼ね備え、両者が今
回の工大戦の正に決勝進出にふさわしい群を抜いた実力、爽やかな剣風において
圧倒していました。
上位に劣らず先鋒、次鋒も果敢に攻め込み、単なる攻め込みだけで無く実に良く相手
の動きを見ており、がむしゃらだけだった我々時代とはひと味違う戦い振りに先輩と
して大いなる喜びを感じました。他校が弱いのでは無く、他校とて、素晴らしい剣道
であり、駆け引きで逃げ回ったり、変剣もおらず、レベルは非常に良い高さにあっ
た。北見工大との戦いでは九工大と互角に戦えるものが、約五名、層の厚さで２名は
当校に全く及ばず。ある意味では全体レベルが上がっているがそれ以上に我が剣道部
の実力が優っていたといえます。
特に、相手の出鼻を抑えての出鼻面が何度か見られ、実に高いレベルに感心しました。
全試合終了後の、宮ヶ主将のOBへの挨拶、在学生のOBへの心配りなど全てにおいて
我々時代以上の気の回り方で、これなら優勝する余裕もあろうと関心した次第。
瀬戸師範への学生の信頼はこれまた抜群で、瀬戸先生は安心して
（内心は憶測ではわかりませんが）見ておられました。
女子個人戦後の優勝者挨拶、準優勝者あいさつもにも実に淡々と
お話をされており、師範への男女部員の敬愛差を垣間見る思いでした。
岩佐君の報告にもありましたが、本校の試合中、下村先生はそばの椅子に腰掛けるこ
となく、直立不動の姿勢で全選手の試合に一体となってご自身も戦われている様な学
生を思う心配りを示されていたことが強く印象に残りました。
加藤前部長が後を託したことが納得できました。
以上が私の簡単な観戦記です。久しぶりに感動しました。素晴らしい一日でした。
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